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営業継続=悪なのか?

今日は賛否両論あることを覚悟して、
デリケートな問題についてです。

緊急事態宣言が出る中、営業を続けるお店があります。
このお店は悪なのか?

個人的にはNoです。

お店には我々の分からないそれぞれの事情があります。

トヨタ自動車の操業休止による損失

例えば全国のトヨタの工場が一斉に止まった時の1日の損失をご存知ですか?

答えは1日5000万円と言われています。

トヨタ自動車本体でけで。。。

5000万円ぐらい良いじゃん。大した事ない。

営業利益が1兆円を超えるトヨタ自動車本体にとっては確かにそうかもしれません。
1日だけであれば。。。
が、これが10日、20日となるとどうでしょう?
20日止まるだけで10億円の損失です。
潰れることはありませんが、かなりの痛手です。

トヨタ自動車なら銀行から借りれるから良いでしょ!
確かに今回1兆円の融資を検討しています。

でもそれは1兆円を返せる見込みがあるから借りれる訳であって、
誰もが1兆円借りれるかというとそうではありません。
1円も借りれない企業の方がむしろ多いです。

1週間止まるだけで、末端企業は潰れる

恐らくトヨタ自動車や関連の大手グループ企業が潰れることはないでしょう。

仮に潰れても会社更生法を使って国とトヨタ本体が守ってくれます。
問題なのはトヨタやグループ企業に紐づく2次、3次、4次以降の下請け中小零細企業です。

前職の時に訳あって、全国のトヨタ自動車関連全ての工場を1週間休止に追い込んだことがあります。

どうなったか?

倒産企業が発生しました。

たった1週間止まっただけで。。。

もちろん国もトヨタも守ってくれません。

今回は3月から影響が出始めて、まだ回復の見込みが立っていません。
我々が1週間トヨタを止めたのとはわけが違います。

100万円の給付金があるから良いではないか?
無いよりマシですが、100万円の給付まで持たない企業も沢山あります。

正義は時として牙をむく

分かり易いようにトヨタ関連企業を1例にして説明しましたが、
個人経営の飲食店等、今は多くの業界が上記の様な状態になっています。

あのANAですらあと1ヶ月持つか持たないかの状態と言われているほどです。
今この状態で倒産の心配がないのはオリエンタルランドぐらいではないでしょうか?
(あと1年半休園しても耐えられるだけの預金がある。)

緊急事態宣言が出たけど、こんな中営業を続けるのは不謹慎すぎる。

そんな声が聞こえます。
恐らく、多くの経営者さん達は止めたくても止められない状態だと思います。

罪悪感と感染の恐怖と戦いながら彼らも生きるため、
従業員の生活を守るために試行錯誤しながら一生懸命営業しているのです。

社会からは見えない色々な事情があります。

私も実際に利用停止するという判断はかなり勇気が必要でした。

でもこの状況下で営業を続けるというのはそれ以上に勇気・体力がいります。
私も利用停止した翌日から気が抜けたのか、
顔面がピクピクと痙攣を始め、口内炎が発生しました。
薄々、気づいてはいましたが物凄いストレスと戦っていました。

そんな人たちにとって、

不謹慎だ閉めろ

という言葉は死ねと言っているのと同じです。

正義と悪は紙一重。

もし、頑張って営業しているお店を見かけたら、

頑張れ!!

と心の中で応援してあげてください。

行くも地獄、退くも地獄。

まさにそんな状況です。

コロナ疲れ、鬱、ストレス。。。
そんなワードが急上昇している今、
人を批判すること、責めることは簡単です。

でも、これって凄く寂しい。

こんな時だからこそ、相手を受け入れ尊重する。

それが大切な時なのではないでしょうか?

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