やっぱり無駄なことなんてない
当初、
ジェラートは糖質0ベースで試作をしていましたが、
とても口溶けが悪く、カチコチ。
レンジでチンをしないと食べられる状態ではありませんでした。
他にも多々問題があり、
高タンパク・低糖質を一気に追求するのは一旦諦め、
まずは高タンパクを追求しよう。
と方針転換しました。
ではなぜ糖質0を目指すと、
カチコチに仕上がったのか?
化学的な視点から考察してみました。
今回お伝えしたいこと。
ぶっちゃけ僕のジェラート製作の、
化学的な考察はどうでも良いんです。
でもね。それよりも
①無駄なことなんてない
②仮説検証を繰り返すこと
やっぱりこの2つが大事だなぁ。
と考察しながら思ったんです。
①は今回、高校で習った物理・化学の知識を使いながら考察しました。
molがどうだとか、分子量がどうだとか。。。
当時高校で勉強していたときは、
スイ・へー・リー・ベー。。。ボクノフネ。
こんなお経を覚えてなんの意味になるんだ!?
と思いながら勉強していました。
受験対策以外の何者でもありませんでしたが、一生懸命やりました。
まさかこの頃の知識を15年後、
自分がジェラートを作ることになり、
そこで生きてくるなんて。。。
でも当時の僕は先生に、
これ将来役に立つの?
と文句タラタラで勉強していました。
当時の先生には笑って誤魔化されましたが、
もし、自分が子供に同じ質問をされたらこう答えたいです。
役に立つかどうかはわからない。
でも役に立つことというのは、
最初から役に立つということは珍しくて、
後々、点と点が繋がって線になって初めて役に立つ。
そして線になって初めてあの時のことが役に立っている。
と実感できる。
だから点を増やすことが今は重要なんだ。
②については、
やっぱり起こった事象に対して疑問をもつ。
これは本当に大切だなぁと思います。
糖質ゼロを目指すとなぜカチコチになるのか?
砂糖はアイスを作る上でどんな役割があるのか?
こういったことに疑問を持ち、
仮説を立てて調べる。
そして自分なりの答えを出す。
そうすることで次の打手が変わってきます。
闇雲にやることも時には大切です。
でもしっかりとこの仮説検証をする癖をつけないと、
いつか壁にぶち当たるなぁとも思います。
これは勉強やビジネスだけでなく全てにおいて一緒で、
スポーツでもなぜ負けたのか?
どこが悪かったのか?
どんな練習をすれば悪い点が治るのか?
を仮説・検証することが大切だと思います。
もう亡くなってしまいましたが、
ノムさんこと野村克也監督も
勝ちに不思議な勝ちあり
負けに不思議な負けなし
という名言を残されています。
失敗とどれだけ向き合うことができるか。
それが大切だなぁと実感した考察でした。
でも、
失敗と向き合って今回みたいに答えが出るとすごく気持ちが良いんです。
答えが出ることの方が珍しいですが、
まだまだ頑張ります。